テニスがおもしろい理由 アメリカに来て、テニス中毒になってしまったケルンの日記。

ペテルスブルグでのトーナメントで、ダビデンコが“全力で戦ってない”という理由で、2000ドルの罰金を科せられました。

チリッチとの試合、ダビデンコが1セット目を6-1で取った後、2セット目を5-7で落とし、3セット目、0-4で、ダブルフォルトで0-30となった時に、審判が“努力が足りない”とワーニング。

結局、ダビデンコは1-6でこのセットを落とし敗退。

試合後、ATPが"lack of best effort"ということで、2000ドルの罰金となりました。


個人的には、これはダビデンコに対してアンフェアだと思います。

彼が、以前起きた賭博疑惑のせいで、このワーニングや罰金を受けたのは明らか。

確かにいくつかのダブルフォルトがあったり、一方的な試合の流れになったりしていますが、他にもこんな試合はあります。

賭博疑惑では、グレーではありながら、彼の不正行為が証明されたわけではなく、"presumed innocent until proven guilty"(罪が証明されるまでは推定無罪）として扱われるべきだと思います。

こんなワーニングを出された後で、試合に集中するのはとても難しいこと。

これからは、彼らの主観で、審判のこんなワーニングがしばしば出されるようになるんでしょうか。



今日からパリのマスターシリーズが始まりました。

マレーのペテルスブルグでの優勝で、ますます混戦模様となったATPレース。
7位のゴンザレスも気を抜けない状態になっています。

ここ数年、フェデラーとナダルの欠場が続いていたこのトーナメントですが、今回はトッププレーヤーが揃って出場。

上海のスポットを争っているプレーヤーにとって、優勝の100ポイント、準優勝の70ポイントをゲットするには、高いハードルがいっぱいです。