テニスがおもしろい理由 アメリカに来て、テニス中毒になってしまったケルンの日記。

モンテカルロのトーナメントはすでに準々決勝。
どの試合もなかなかの好カードです。

ロンリーアメリカンのサム・クウェーリー、ここまで勝ち上がったのはビックリ。
でも今日の相手はジョコビッチ。かなり厳しいですねー。

ナルバンディアンとフェデラーの対決も見ものです。


先日、このモンテカルロとハンブルグが2009年からトッププレーヤーが必ずエントリーしなければならないマスターシリーズから外れるという記事を書きましたが、両方のトーナメントともこの決断に反発し、ATPを提訴しました。
（マスターシリーズは1000イベントと改称されそう。こちらも各方面から非難あり）

モンテカルロの方は、賞金＆ポイントをマスターシリーズと同じレベルにすることと、開催時期のキープで、トッププレーヤーの出場義務を失うことになりながらも示談となりましたが、ハンブルグの方は、マスターシリーズのステータスを失う上に、ATPポイントも減、開催時期も夏に移動ということで、現在も訴訟中。(独占禁止法違反？）
ATPはこの訴訟に、すでに5-6億円を費やしています。
判決はこの夏に出る予定だそうです。

もしハンブルグの言い分が通ることになれば、2009年のスケジュールは再シャッフルが必要となります。

これにプラス、ATPのトップであるエティエンヌ ド ヴィリエールの降板を求めて、フェデラーやナダルをはじめとしたATPのトッププレーヤーたちが陳情書を提出。

ディズニーからやってきた経営専門のヴィリエール氏のやり方に、選手側としては不満がいっぱいみたいですね。

でもATPのボードメンバー達もヴィリエール氏をバックアップしているみたいですから、経営側とプレーヤー側の溝はなかなか埋まりそうにありません。

さらにこれに加えて、もしダビデンコの賭博疑惑がクリアになることになれば、ダビデンコもなにかATPに法的なアクションをとる可能性大です。

テニスコートの裏側でのごたごた、今後どうなるでしょうか。